ウランバートルの空に(16)

山あり谷あり一週間

3月15日

放課後突然体育館に呼び出され、行くと真ん中のテーブルにピザの箱と大きなボウルにポテトサラダが。なんでも18日が男性の日だけど、月曜日にあたるため、今日金曜日にこの学校で働く男性たちをねぎらうのだとか。歌をうたったり、ピザを食べたり、小さいプレゼント(ネクタイ)をあげたり。「女性の日」に比べると簡素な印象でしたが、皆満足だったのかな?

 

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3月16日 

夫を家に置いて日本語教師研究会に参加。モンゴル日本青年交流支援センターで働くモンゴル人の先生の指導内容のお話と日本人の先生の発音指導について。留学経験のあるモンゴル人の先生はまだお若いのに志が高く、奨学金をもらって日本へ行く学生のお手伝いを長年しています。初めは課題の多い生徒たちが、だんだん日本式のルールやマナーを習得するようになる、しかも留学後1年でN1合格、中退者がほとんどいないという素晴らしい実績。もちろん逃亡者は一人もいません。先生と生徒の厚い信頼関係の賜物ですね。

発音指導の方は、たまたま2週間滞在でリサーチにこられていた若い日本人言語学研究者が最新のソフトを紹介しながら、専門的な発話のことを話してくださり、大変ためになりました。

でもこの会は、終わった後の食事会がさらに楽しく、思いきりレストラン内で大勢の日本人と普通のスピードで語らえる貴重な機会となっています。海外でも日本でも何度も骨折されたことのある超元気なこの会の最高齢の女性の先生もご自身の体験を話してくださり、日本人の優しさを感じました。

3月17日

教頭先生がお宅に招待してくださいました。

先週急に「日曜日お時間あったら我が家へどうぞ」と言われ、もしや何か注意されたりするのでは?と不安な気持ちも一瞬胸中をよぎったのですが、午前中に伺うと笑顔で歓待してくれました。

ジュース、紅茶、アルヒ(モンゴル産ウオッカ)で乾杯。料理上手な可愛らしい奥様(数学の先生ですが今は会計の仕事をしている)の手料理は素晴らしく、素敵なご家族と一緒にアルバムを見たりしながら、話がはずみました。

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彼は14年かけて教育哲学の博士号(「発展途上地域での教育について」)をとられたそうです。当時彼はカントリー・サイドにいたので、図書館がなく、大変ご苦労されたとか。相当の頑張り屋であると推察されました。

一方象が大好きで、60ほどのコレクションが所狭しと飾られていました。夫は子どもの時「象さん」と呼ばれていたので一同大笑い。帰りに可愛らしいお土産までいただき、しかも今日午後、郷里のお母様が病院検査のために飛行機でいらっしゃるというのに、ありがたいことでありました。

 

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山あり谷ありの一週間でしたが、先づは回復に向けて、養生!養生!