ウランバートルの空に(8)

チョコレート効果

2月21日

明日で授業開始から10日目です。

少々バテ気味の旦那。

彼は今学期から2年生も頼まれ、授業中、暑くてTシャツ一枚になったところに男の子がトコトコ前にやってきて「はいっ!」とチョコレートをTシャツのポケットに入れてくれたそうです。子どもたちはよくセンセイを観察しているんですね。

やさしいなあ〜。

 

ちなみに私の6年生のクラスでも、今日はみんなが色んなチョコレートを食べていました。人気は「ゴビ・チョコレート」。午後はお腹が空くから、親が持たせるのでしょうか。ご相伴にあずかった手前?前の授業が体育で生徒も疲れていたから、授業のおしまいにモンゴルのゲームを日本語に置き換えて遊びました。

 

お陰様で昨日の日本語科主催のセミナーは滞りなく終わりました。

「日本人の暮らし」というタイトルで冬休みに撮り貯めた東京の写真や私の家や家族の写真も含めて作った57枚ものpptをモンゴル人の先生が40分間ずっと一人で説明し、もう一人の先生も「報連相」や、日本人があまり怒らないで子どもを育てる話などをして、ちょうど1時間。

 

多くの先生方から「先生たち向けの日本語授業をしてほしい」との声が上がりました。数学の先生からは「生徒がみんな数字を日本語で言えるので、自分も知りたいから教えて欲しい」とか「日本で縁起のいい子どもの教育に関する花は何か?」といった質問も飛び出しました。

セミナー効果か、今朝は今まであまり話したことのない先生からも挨拶があって、嬉しかったです。

 

もうすぐ桃の節句ですね。

明日の予報は、なんとついに摂氏1度!

今朝は西の空に月が見えました。

明日私は、連続5クラスの授業であります。

早く寝て、備えなければ。おやすみなさい。

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ウランバートルの空に(7)

少しづつ気温上昇、体温急上昇

2月19日

昨日の帰り、東の空に、大きなまあるいお月様🎶が、出ていました。

新月のツァガン・サルから数えて、早くも2週間経ったのですね。

気温が日に日に上昇していて、今日帰る時はマイナス4度でした。

暑いわけです。

生徒は学校の中でよく動き回りますから、ますます体温上昇中。

私も最近、授業が終わると額から汗が吹き出ています。

毎日低学年の子どもの送り迎えしている親は、いつも一所懸命、子どもに服やらパンツやらを脱がせたり履かせたりしていますが、今日はあまり時間をかけずに身支度ができているようでした。親たちのコートも軽くなりつつあります。

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帰りに寄った八百屋で、何とイチゴを発見!

明日のセミナーは夕方5時からとなったので、早く終わらせるようにしようねと日本語科の先生方とささやきあいつつ、でもまだ準備が終わっていません。

明日は明日の風が吹く〜。

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ウランバートルの空に(6)

のんびり土曜日

2月16日

今日はゆっくり起きて午前中、週一度の買い出しに出かけました。

午後は、来週セミナーで発表予定のpptを作りに学校へ。

その前に旦那は、学校そばの市場で、ヘアカットをしてきました。

5000Tg(200円)。

安い、早いっ!

出来も上々で見た目もスッキリ。

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学校へ着くと、図書室では校長先生の声が。

今日はモンゴル人の先生方だけが集められ、新しい法律とかアプリの説明があるとか。

がらんとした職員室。

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先生方は休日出勤だから、一緒に学校に来ている子どももいました。

無事pptをモンゴル人の先生に渡し、帰りは近くのカフェでチーズケーキ。

ここのケーキは大きくて濃厚な味。

3900Tg (150円)で、お値段もお腹も大満足であります。

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ウランバートルの空に(5)

第3学期、最初の週を終えて

2月15日

ようやく一週間が終わりました。

朝出かける時、日に日に空が明るくなってきています。

思い起こせば12月、家を出る7時半ごろは、まだ夜明け前だし、真っ暗だし、寒いし、空気は悪いしと、大変でした。

気温は今朝はマイナス29度くらいでしたが、明日はとても暖かくなるそうです。

 

今日は、冬休みに東京の風景を写真に撮っていたので、パワポを用意して、7年生の授業でやろうと思っていたところ、モンゴル語の先生が「時間割が変わって、今から私の授業です」と自信たっぷりに教室に入ってきておっしゃるので、すごすご職員室に戻りました。

でもどうやら、その先生が間違えていたらしいことがわかったのですが、今日はもうこのまま、ということになり、日本から持ってきたお土産の明治のチョコレートを生徒に渡すことができず、来週に持ち越しとなってしまいました。

 

学期ごとに時間割がいつの間にか変わっていることが昨年多かったので、今回は注意していたのですが、やはり自信がないのか気が弱いのか。

「自分の方がまちがっているに違いない」と勝手に思い込んでしまったのが、笑えます。でもおかげで、その後の時間、一週間のまとめと来週の授業準備が少しできたので、良かったです。

 

来週は水曜日の午後に日本語科として校内の先生方向け学習セミナーを任されていて、それの準備もしていたのですが、他のモンゴル人の先生方が忙しく、打ち合わせは来週やることになりました。それ以外にも新しい生徒の補講と日本語会話クラブを来週から立ち上げることになっています。でもまだほとんど何も決まっていません〜。

 

突然ギリギリに何かが決まる生活は、中国時代もいやというほど経験しています。

慣れてくると、事前にあれこれ悩む時間もないから、やらねばならないモードで集中して考え、やってしまうとあっという間なので、案外ストレスがかかりません。

その経験を蓄積して皆で共有しておけば、あまり問題もありません。

でも中国では、なぜか経験蓄積共有がなくて、いつも行き当たりばったりで終わり。

勿体ないなあと感じていました。

果たしてモンゴルの人たちはどうするのでしょうか!?

 

バタバタの一週間でしたので、今日の晩御飯は外食です。

牛肉炒め定食とマルガリータピザで、お腹いっぱい。

何はともあれ、一週間無事に終わって、めでたし、めでたし。

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ウランバートルの空に(4)

どきどき、バレンタインデー

2月14日

今朝、旦那はいつになく、そわそわ。

何しろ今学期初日には、日本のバレンタインデーの習慣を生徒に伝えていたそうです。

モンゴルのバレンタインデーは、カップルがお互いにチョコレートやお花をプレゼントするそうです。

聞くところによると、女の人から男の人にあげるのは、日本だけのようですね。

 

学校に着くと早速一人の女子生徒が、チョコレートを持ってきました。

そして午後の授業でも、また別の女子からチョコレート。

同じ職員室の先生たちからもいただき、旦那は狂喜乱舞!?

同僚の日本人の先生も、やはり嬉しそうでしたよ。

 

これで当分、お菓子を買わずにすむので、よかったよかった。

今日の夜は、昼と同じ、お肉ごはんです。

 

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ウランバートルの空に(3)

転入・退出の激しい新学期

学校が始まって三日目。

私たちが担当している学年では、6年生一人、7年生二人、11年生一人が学校を辞めたことがわかりました。そしてまた昨日一人、7年生に入ってきました。

新しい子はともかく、せっかく仲良くなったのに挨拶ができなかった子供たち。

残念でなりません。

 

生徒だけでなく先生も、変わりました。

同僚の日本人の先生は地方に行かれ、数学の先生も一人辞められ、数学と英語の新しい先生が来たようです。でもまだ、名前も知りません。

そういう発表は一切なく、それどころか未だに名前を知らない先生も多いです。

まああまり困らないのですけど、名前でなくて2aの先生とか言ってごまかしています。

 

子供が学校を辞めた原因は、学費の問題か、両親の転勤でした。

6年生の子は2年間アメリカに行って、また2年後この学校に戻るそうです。

背が小さくて、よくクルクル動く円らな瞳が見られないのは寂しいかぎり。

でもクラスのみんなは、あまり気にしていません。

 

一方7年生の一人は、先学期に作文を書かせた際、彼は5人兄弟の真ん中で、毎日朝5時半に起きて妹と自分のお弁当をつくり(給食代を払ってなかった?)、帰りも妹を迎えにいくと書いていたことを思い出しました。なんでもお母さんがまた妊娠されたそうです。昨年一人のお姉さんは一年間大学をお休みしていたそうなのに、なんでまた子供!?と驚きますが、仲がいいのか、子供は宝なのか。積極的でクラスのリーダーだった子が辞めてしまって、クラスも何となくしょんぼりした印象です。

 

夕方もらって、夜、何気に食べていた給食弁当。

昨日はホーショール(肉入りバン)、今日はツォイワン(いためうどん)でした。

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冬休み中に宿題を出しましたが、勝率は5割。

6年生には絵日記を書いてきてね〜と用紙を渡しました。

助詞の使い方はともかく、一生懸命、絵と日本語を書いてきてくれて嬉しいです。

 

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ウランバートルの空に(2)

冬休み明けの登校日

2月11日

今日は長い冬休みが明けて、最初の登校日。

生徒たちは果たして来るのかと心配しながら学校へ。

するとすぐ体育館に呼ばれ、中には大勢の子どもたちがデールを着て勢ぞろいしていました。

久しぶりの学校でちょっと不安げな1年生も、ちらほら。

でも朝礼で大きな声でモンゴル国歌を歌ったら、ようやく笑顔が見えてきました。

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普段は制服(下はグレーのスカートかパンツ。上はエンジか緑か白のポロシャツ)の子どもたちも今日は新年の挨拶ということで、とてもおめかししています。

女の子の頭飾りも可愛いです。

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デールは羽織感覚で着られ、華やかだし軽くて簡単。とてもいいですよね。

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ホームルーム後に、今度は先生方同士の新年会が図書室で行われました。

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年配の先生の腕を上にして、頰に軽く触れる挨拶。

和やかな雰囲気の中、我々も日本から持ってきたお土産のお菓子を振舞いました。

校長がなぜか持ってきたアルヒは、さすがに飲みませんでしたが。。。 

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 今日はデールを着る日だということを知らなかったので、とても残念!

イベントがある時に何かとデールは役に立つので、明日からデールと黒靴はロッカーに入れておこうと決意しました。

今日はほとんどの先生がアフター5、すぐに帰っていきました。

先生も生徒も「眠い」3学期の始まりです。