ウランバートルの空に(3)
転入・退出の激しい新学期
学校が始まって三日目。
私たちが担当している学年では、6年生一人、7年生二人、11年生一人が学校を辞めたことがわかりました。そしてまた昨日一人、7年生に入ってきました。
新しい子はともかく、せっかく仲良くなったのに挨拶ができなかった子供たち。
残念でなりません。
生徒だけでなく先生も、変わりました。
同僚の日本人の先生は地方に行かれ、数学の先生も一人辞められ、数学と英語の新しい先生が来たようです。でもまだ、名前も知りません。
そういう発表は一切なく、それどころか未だに名前を知らない先生も多いです。
まああまり困らないのですけど、名前でなくて2aの先生とか言ってごまかしています。
子供が学校を辞めた原因は、学費の問題か、両親の転勤でした。
6年生の子は2年間アメリカに行って、また2年後この学校に戻るそうです。
背が小さくて、よくクルクル動く円らな瞳が見られないのは寂しいかぎり。
でもクラスのみんなは、あまり気にしていません。
一方7年生の一人は、先学期に作文を書かせた際、彼は5人兄弟の真ん中で、毎日朝5時半に起きて妹と自分のお弁当をつくり(給食代を払ってなかった?)、帰りも妹を迎えにいくと書いていたことを思い出しました。なんでもお母さんがまた妊娠されたそうです。昨年一人のお姉さんは一年間大学をお休みしていたそうなのに、なんでまた子供!?と驚きますが、仲がいいのか、子供は宝なのか。積極的でクラスのリーダーだった子が辞めてしまって、クラスも何となくしょんぼりした印象です。
夕方もらって、夜、何気に食べていた給食弁当。
昨日はホーショール(肉入りバン)、今日はツォイワン(いためうどん)でした。
冬休み中に宿題を出しましたが、勝率は5割。
6年生には絵日記を書いてきてね〜と用紙を渡しました。
助詞の使い方はともかく、一生懸命、絵と日本語を書いてきてくれて嬉しいです。