ウランバートルの空に(10)

抜き打ちテスト

2月27日

2月も残すところ、あと1日。

今週から新しく、男性のA先生が夏までの間、助っ人として低学年を受け持ってくださることになりました。

奥様がモンゴルの方で3人のお子さんのうち二人がこの学校に入学されているご縁で、今回ピンチヒッターをお願いすることができたそうです。モンゴル語もペラペラで、以前日本語を教えていた経験もおありなので、本当に助かります。

ご出身は伯方の塩で有名な愛媛県の「伯方島」。瀬戸内海に浮かぶ小島ですが、HPで調べてみたらとても美しい島でした。いつか行ってみようと心に決めました。

 

3月期は私の教える中学生たちは本当に真面目に勉強する姿勢があって、授業がしやすくて助かっています。ところが今日、6年生の授業中、突然モンゴル語の先生が入ってきて「これから試験を始めます」とのことで、スゴスゴ退散しました。聞くところによると、他の先生ももちろん全く知らされておらず、政府が抜き打ちでモンゴル語のテストをすることになっていたそうです。私は次の時間の授業もすっとんでしまいました。

 

モンゴル語の抜き打ちテストはこの学校だけでなく、実は今、すべての学校で行われているそうです。試験は約1時間でしたが生徒に後で聞いたら「とても難しかった〜」「モンゴル語のテストは、ディクテーションの時に、そのままを書くだけじゃないから大変」「成績が悪くて先生にすっごく怒られそうだから、みんな明日は休もうと言っているよ」などなど。先生もビックリですが、生徒はもっと大変ですね。

 

テストではないのに今日は職員室も大変ワサワサしていました。土曜日に1年生の「アルファベット祭り」が行われるらしく、例によって時間は未定ですが、一年生の担任は大忙し。これもモンゴルじゅうの学校で行われる新一年生のためのイベントだそうです。何が行われるのか、興味津々・・・ですね。

 

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